京都ひとり強行軍・その2[野宮神社/嵐山/常寂光寺]
稲荷山に登って疲労困憊になった後、JR線で嵐山エリアに移動。天龍寺周辺でお昼と食べ歩きを済ませた後、常寂光寺まで歩きました。
野宮神社
「ののみや」と読みます。御祭神は野宮大神。天照大神と同一のようです。縁結び、子宝、学問のご利益。縁結びと学問ってセットのことが多い気がします。受験先の学校との縁とかかなぁ。
全国でも珍しいという黒木の鳥居。伏見稲荷大社の真っ赤な鳥居に目がチカチカしてたので、こちらの落ち着いた雰囲気に癒やされます。
人が多い上、画角を稼ぎにくかったので、バリアングル液晶を使ってローアングルで撮りました。人がいい感じにブレてくれたのは良いな。けれど肝心な鳥居がピンぼけしてます。しゃがんで撮るのが少し恥ずかしかったから短時間で撮ったからとか、バリアングル液晶でのピント合わせが初めてだったからとか言い訳はいろいろあります。
この黒木の鳥居は、源氏物語にも歌われてます。第十帖 賢木 第一章です。
ものはかなげなる小柴垣を大垣にて、板屋どもあたりあたりいと かりそめなり。 黒木の鳥居ども、さすがに神々しう見わたされて、わづらはしきけしきなるに、神司の者ども、ここかしこにうちしはぶきて、おのがどち、物うち言ひたるけはひなども、他にはさま変はりて見ゆ。
クヌギの木の皮を剥かずに建てる黒木鳥居は、日本最古の鳥居様式とも言われるそうですが、残念ながら現代のものは樹脂製。クヌギの調達が難しくなったからだとか。
ギターに使われるローズウッドが、ワシントン条約で輸入しにくくなった件を思い起こさせます。
社殿。疲れて構図も大雑把。
苔の絨毯。橋や灯籠などの距離が微妙に離れてて、広角で撮ると写したくないものまで写ってしまう。悩んだ末にバリアングル液晶を使用し望遠で撮りました。そんな感じのピンぼけ写真。
嵐山周辺
似たような竹林がいっぱいあって、行きたかった竹林の小径スルーしました……。
トロッコ列車。踏切でとっさにシャッタースピード優先モードにして撮りましたが、連写モードにするという発想が浮かびませんでした。
竹林をシルエットにして空の青を浮かび上がらせてみました。
色々と試行錯誤した結果、シルエットの撮影よりも、被写体と空を同時に鮮やかに撮ることのほうが難しいことに気付かされました。カメラの性能限界があるそうです。
常寂光寺
紅葉が美しいお寺と聞きますが、残念ながら私が行ったタイミングではうっすら色づく程度でした。しかし、緑も非常に美しい。何度も感嘆の声をあげてしまいました。
喧騒もなく、とても落着いた雰囲気。
苔で覆われた地面。
水に映る灯籠が撮りたかった。が技量不足。
ピンボケ写真……。紅葉はこれから。多宝塔の白い部分は亀腹(かめばら)というそうです。木組みを隠すために漆喰で固めてるのだとか。
常寂光寺イチオシです。