YASHICA Y35は(トイデジ)最強のスナップシューターになれるのか
金曜日、今年2度めの積雪。
前回、通勤途中に写真が撮れなかった反省を活かしてSUN&CLOUDを持ち歩きました。
SUN&CLOUDで撮ってみて
3ヶ月くらい前に購入報告した後、使いみちがわからなくて一度も作例をアップしなかったSUN&CLOUD。
今回持ち出したのは、D5600とスマホ以外のカメラがこれしかないという消極的な気まぐれです。
ついでに、最近スナップ撮影の第一人者、木村伊兵衛氏のことを知り、練習してみようと思った次第。
ノーファインダー(そもそもファインダーないけど)、自然体でさっと撮る。
不自然な挙動が改善されるまでは町中じゃ怪しくて出来ません。
SUN&CLOUDは分厚いし、シャッターが変な位置なうえ押しにくいボタン。
右手の親指と人差指、中指、薬指で下から挟み込むように持つと、薬指でシャッターがさっと切れます。
手が大きい人限定だろうけど、これは新発見。
その持ち方のせいで、縦構図ばかりです。
SUN&CLOUDのスナップ撮影での良い点の一つは、3つの物理ボタンにフィルターを登録出来ること。
ポケットの中でさっと準備できます。
ダメなのは、電源が節電のために1分で切れてしまうこと。
撮影準備がワンテンポ遅れます。
こう、普段の一眼と異なる景色がなかなかに楽しいです。
そもそもスナップ撮影って何だろう
googleで「スナップ撮影」で検索すると最初に出てくるページによると、
スナップ撮影は「気楽に撮る写真」とか「お散歩撮影」という意味ではありません。
本当のスナップ写真とは?スナップ撮影の極意教えます! | Amazing Graph|アメイジンググラフ
スナップ写真は英語では「Snapshot」ですが、この「Snap」とは「素早く」とか「サッと」といった意味があります。
本当のスナップ写真とは?スナップ撮影の極意教えます! | Amazing Graph|アメイジンググラフ
スナップ写真とは、「日常の中で、起きた出来事や出会った光景・人物の一瞬を素早く撮影した写真のこと」を言います。
本当のスナップ写真とは?スナップ撮影の極意教えます! | Amazing Graph|アメイジンググラフ
撮影者は自分の身の回りをよく見て、次に起こるであろう数秒・数十秒後の世界を予想しながら撮影に望むことが肝心です。
本当のスナップ写真とは?スナップ撮影の極意教えます! | Amazing Graph|アメイジンググラフ
瞬間を切り取るのが大事ってことですね。
そのためには、カメラの特性を理解して、肌身離さず持ち歩くべきと。
写真家・森山大道氏の意見を見てみると、
リコーを使うときは圧倒的にすれ違いざまのスナップが多いから、リコーの28mmなり21mmなりの、フレームを体が覚えていますからね。
Rist|リコー公式ブログ GR BLOG|リコー|GRist 森山大道さん
スナップショットっていうのは必然の網を張って偶然を呼び込むような形で撮るわけだから、撮影枚数はやはり多い。
Rist|リコー公式ブログ GR BLOG|リコー|GRist 森山大道さん
僕のスナップ写真に対する考え方の一つとして、「量のない質はない」というのがあります。それが僕のテーゼなんです。量を撮ることによって初めて質が確保できるというのも一つの真理だと思います。
写真家・森山大道氏 インタビュー イギリス生活情報誌 - 英国ニュースダイジェスト
まずは撮影ありき。実践主義です。
この記事のタイトルについて
YASHICA Y35を買うことに対する自分への言い訳をしたかったのです。スナップシューターとしての価値があるから買っても損はないという屁理屈。
YASHICA Y35の存在を知ったのは、SUN&CLOUDを購入した3ヶ月前です。
しかし、2万円はトイデジに出せないなぁと思い、買おうとは思いませんでいた。
ところが先日、機能が向上したことやまだパトロンの募集が継続していることを知り、紹介ページを見ているうちについポチッとしてしまいました。
スペックは低価格なコンデジ並。外見だけの無駄ギミック。実態は謎の香港メーカー。
買わない理由はいくらでもあります。
スナップ撮影をするにしても最高のスナップシューターGR2や究極のスナップシューターX70、群雄割拠する1型コンデジを選んだほうが賢いに決まってます。
まぁそれはそれとして、スナップに向いてる(と思う)ところ。
- 画作りは完全にカメラにおまかせ!:現像など気にせず。枚数を撮るのに向いてる。
- パンフォーカス固定(多分):居合抜きのように素早くノーファインダー撮影するのが目標。大型センサーによるボケなどいらない。
- 機能がシンプルで惑わされない:高級コンデジ買ったのに、スナップ撮影するために、多機能を封印するのは生理的に無理。絶対じっくり撮りたくなって後悔が残る。
- その場で確認も削除もできない:未練を残さずに次の撮影を行える。
- トイデジだけど画素数十分:1400万画素。ちなみにSUN&CLOUDは300万画素。
まぁ実際届いてみないことにはわかりませんがね。
カメラバッグじゃなくて、こんな感じのベルトホルダーで持ち歩きたい。
37mm径のフィルター溝があるので、レンズフード付けてキャップ付けないスタイルで。
結構ワクワクしてます。
2018年2月1日時点での仕様。
映像素子 |
1/2.5型 CMOS |
---|---|
画素数 | 1400万画素 |
レンズ |
焦点距離:35mm単焦点(恐らくフルサイズ換算。1/2.5だと約6倍なので5.8mm) F値:F2.0(固定?フルサイズ換算だとF11くらい) 焦点距離:1.5m~∞ レンズ構成:4枚 フィルター径:37mm |
記録媒体 | SDカード(Wi-Fiカード対応) |
シャッター | 電子シャッター |
シャッタースピード |
不明~1秒 |
露出補正 | 5段階 |
ISO感度 |
digiFilmに依存 ・High Speed:1600 ・Ultra Fine:200 ・Black & White:400 ・120 Format (6x6):200 ・in my fancy:不明 ・YASHICA blue:不明 |
ファインダー | ビューファインダー |
インターフェース | micro-USB |
電源 | 単3電池×2 |
寸法 |
ボディのみ:100(w)×64(h)×28(d)mm レンズと突起物含み:110(w)×70(h)×55(d)mm |
その他装備 |
・三脚マウント ・レンズキャップ付属 |
最短焦点距離が1.5mと遠く、パンフォーカスに固定されてるっぽい。
レンズの厚さ以外はGR2、X70くらいのサイズ。
digiFilmの種類
Kickstarterの募集開始時とくらべて、YASHICA blueとin my fancyが増えました。
関東大寒波!初フラッシュ撮影やってみた
2018年1月22日。自宅に久しぶりの積雪がありました。
ちょうどインフルエンザ休暇中だったので、庭で雪の撮影にチャレンジ。
初のストロボ使用
降雪の様子を撮るためにはストロボが肝とのこと。
実は、東京モーターショーでの失敗後、室内での撮影用にストロボを購入してました。
これぞチャンスと、こちらのサイトを参考に撮影開始。
ほうほうシャッタースピードは1/400くらいがベストなのか
と設定しようとしたところ、1/200以下に設定が出来ない!
調べると、愛機D5600のフラッシュ同調速度は1/200が限界。
それより速いシャッタースピードで光らせるには「ハイスピードシンクロ」という機能に対応した「カメラ」と「ストロボ」両方が必要だとか。
知らなかったそんなこと……。
Nikonのカメラだと
製品紹介ページ-仕様表の「ニコンクリエイティブライティングシステム」という項目にある「オートFPハイスピードシンクロ」がないとダメ。
機種的には、D7500/D500のAPS-C上位機種とフルサイズの全機種。
これが価格差か……。
無い物ねだりしてもどうしようもないので、撮影再開。
降ってる雪写ってるけど背景のせいかわかりにくい。雪質が細かいってのもあるかも。
間違えてシャッターを押したミスショット。だけどこれが一番降ってる雪がくっきり撮れました。手前にピントを合わせれば雪にピントが合って、くっきり撮れる。多分。
冒頭の画像と同じアングルだけど、フラッシュ炊いたら標識がペカーっと光りました。これはこれで面白いので採用。手前に雪がボケてます。焦点距離伸ばすと雪が大きくなっていいですね。
青白く現像したほうが瑞々しく仕上がる気がします。
雑記
今日はまだ積雪があったため、車ではなく電車通勤。
朝には道にたくさんあった雪が、帰宅時にはすっかり消えていました。
暇だったので駅まで歩きながら考えた一句。
「朝呼ばれ 帰途に去りゆく 雪化粧」
昼間に季節も感られないオフィスに篭もる社畜の哀愁を詠みたかったのですが、そこまで五七五に詰め込められませんでした。短歌にすりゃ良いのかと思うも、七七は思い浮かばず。
夕暮れの駅は、雪の中、鉄道信号と電車のライトが輝き美しい情景でしたが、スマホしか持っておらず残念な結果に。
こういうとき無性にサブ機が欲しくなります。
クリぼっちの金沢散策・その4(最終回)[金沢21世紀美術館]
インフルエンザに罹って外出出来ないので、忘れかけてた金沢旅行最終回の記事。
1日目夜、居酒屋で隣に座っていたおじさんと話が弾み、2日目は二日酔いスタート。
金沢21世紀美術館
駅前のホテルから、武家屋敷~21世紀美術館のスケジュール。
夜遊びで散財したため、節約のために徒歩で移動したのですが天候は大荒れ。途中雹に打たれたりして大変でした。しかも武家屋敷休みだったし……。
「なかまはずれ」
21世紀美術館の写真でよく見る「うさぎ椅子」。一脚だけ離れておいてあったので、そっちにピント合わせました。が暗いレンズのため前ボケ足りない。
特に椅子の位置動かさずに撮ったのですが、べつに動かしても良かったのか。
考えてみたら、能動的に被写体に干渉する撮影やったことありません。
要はスタジオでの撮影みたいなやつ。
「雲を測る人」雲しかない。
「スイミング・プール」天気悪かったから、下から雨粒落ちる様子撮ろうとしたら、そういうタイミングに限って雨が止む。
エレベーターが凄い気になりました。ちゃんとした構図(と私は思う)でも撮ったのですが、人の顔バッチリ写っちゃってるのでボツ。
「ジャネット・カーディフ & ジョージ・ビュレス・ミラー」展は全部見ました。一番良かったのは「アントネロとの対話」かなぁ。平面の画を分解して立体に組み直した造形が面白かった。
コレクション展は「死なない命」
展示の一つであるやくしまるえつこさんの「わたしは人類」はYoutubeでも聞けます。微生物のDNAに音楽データを組み入れたとか。
Etsuko Yakushimaru - “I’m Humanity” (Genetic Video) / Ars Electronica STARTS Prize 2017 Grand Prize
雑記
Flicker開始当初、写真のタイトルを自動採番のファイル名のままにしていました。
最近は、Flickerに揚げる写真に題をつけるようにしてます。題というよりただの説明もありますが。1枚1枚何を伝えたいのか、意識した写真づくりをしていきたいです。
話は変わりますが、
最近カップ酒にハマっています(画像はワンカップ大関の裏ラベル)。レンジで熱燗が出来るのは手軽ですよね!
じゃなくて、PLフィルター買いました。
まだ写真撮りに行ってないので、近くにある物で試し撮り。
上の画像がフィルター100%
こっちがフィルター0%
フィルターによってガラスの乱反射が抑えられてることがわかります。
冬に咲く花「ろうばいの郷」に行ってきた
蝋梅を撮りに
見ての通り満開
甘い香りが一面に漂ってました。
相変わらずパンフォーカスが出来ないピント合わせの下手くそさ。
あえて逆光で、花を透かせてみる。
光芒がうまく捉えられなくって試行錯誤。しっかり絞るだけじゃなくて、シングルポイント測光にしなきゃならんのですね。
手前に花をアップで見せることで後ろの黄色も同じ花なんだと想像させる感じの構図……ワンパターンとか言わない。
本数には圧倒されるけど、「郷」とか「公園」と言うより「畑」って感じの場所だったのがちょっと残念かなぁ。
今年の目標
いまさらだけど。
- id:tatsumo77さんの記事で知ったフォトマスター検定の2級、あわよくば準一級を取得する。
- 写真館に弟子入り、もしくは講座に参加してテクニックを磨く。
- ストロボとかフィルターとかを上手に使えるようになりたい。
週末引き篭もり族が最初のカメラに一眼を選ぶべき理由
異色のタイトルですが
被写体を変えてみたり、ネット上のカメラの選び方の記事を読んだり、実際にカメラ屋さんでいろんなカメラを弄ってみたりして、ふと考えた自論を書きます。
被写体を変えてみた
この3連休(のうち2日だけですが)、いつもとは違うやり方で撮影に臨んでみました。
今までは、目的地=撮影対象。神社仏閣とか公園とか。
今回は、「目的地もなくフラフラと被写体を探す」というやりかた。いい写真が撮れたらラッキーぐらいの気楽な気持ちでドライブ。
まぁ実際ろくに写真撮れてないんですが、今までとは違う写真が一枚でも撮れるとそれだけですごく嬉しくなりました。
今回は珍しくコントラスト下げてみました。撮影場所は横川のおぎのや近くです。
週末引き篭もり族が最初のカメラに一眼を選ぶべき理由
この文章に関して
この文章は、私のように週末に外に出かける理由を見いだせず、寝て過ごしてばかりいるような「週末引き篭もり族」を対象としたものです。
もし、「週末引き篭もり族」でカメラを趣味にしたいと思う人がいたら、一意見として、カメラ選びの参考になればいいなと思います。
※ここで言う一眼の定義は、ミラーレスを含むレンズ交換式カメラとします。
一眼か高級コンデジか
最初にカメラを選ぶ際、ネットで目につくのが一眼ではなくコンデジを薦める記事の数々。
はてにはスマホで十分というものまであります。
それらの意見をまとめると、
- デカイ一眼は買っても結局持ち歩かなくなる。
- ミラーレスでも嵩張る。気合を入れないと持ち運べない。
- 現在の高級コンデジは一眼並みの性能があり、プロも使っている。一眼は見栄でしかない。
- ごついカメラだと、自然な人間の表情が撮れない
といったものがあります。別に否定はしません。
最初のステップ
しかし、「週末引き篭もり族」を前提とすると変わってきます。
「デカイ一眼は持ち歩かなくなる」という人たちは、そもそも普段から外出をしていて、写真も撮りたいよねという人種です。
ステージが違います。
外出する目的が見つけられないんです。
そもそも気合を入れないと外出が出来ないんです。
まずは、一眼持ち出す気合を入れて「写真を撮ることを目的とした外出」を行って外界に触れていく。数少ない外出一つ一つを大切に本気で写真を撮る。これが最初のステップだと思います。
それに見栄って大事です。自己満足出来なけりゃ長続きしません。ほら、男子ってカスタマイズとかカタログスペックとか好きでしょ?
あと「自然な人間の表情が撮れない」と言われても、ポートレート撮ろうとするとコミュ障のこっちのほうが不自然ムーブになるので、ソッチのほうが問題です。
次のステップ
まずは一眼での撮影を目的とした外出の回数を増やしていって、不満が生じたらそれを解消するコンデジやら何やらに移れば良いんです。
高級コンデジが欲しくなった(=日常で撮影する機会を増やしたい)なら、もう立派に引き篭もり族卒業だと思います。
その点、私はサブ機の選定で高級コンデジを除外し、一眼がカバーできない範囲のために防水デジカメや高倍率ズームが欲しいと結論づけました。
つまり、日常で撮影する機会を増やすためのサブ機ではなく、数少ない外出での撮影チャンスを逃さないためのサブ機が欲しいと考えたわけです。
クリぼっちの金沢散策・その3[兼六園/尾山神社/初夜景撮影]
年またぎになってしまった金沢旅行記。
兼六園
さて旅の目的の一つである名勝兼六園。ぶっちゃけ雨が強くなり全然撮影出来ませんでした。
一応カメラを覆えるビニール袋を持っていったのですが、傘さしながらだと使いにくいにも程が有りました。カッパが必須。
↓こんなやつ↓
やっぱり防水デジカメ欲しい……。
とてもよかったイチオシスポットが成巽閣
この写真の側から入ったのですが、正門が反対側にあったことを後で知りました。ちなみにこの写真は、強烈なモアレ?が発生したためボツ。
拡大すると屋根に変な模様が出てます。
話が戻りますが、この建物の1階は書院造で2階は数奇屋造(by Wikipedia)。中の写真はNG。
1階の謁見の間の天井は、京都の二条城の謁見の間と同じように上方の天井が少し高くなっていて、端が湾曲しています。繋がりが見られるのは面白いです。また、そこにアメリカ製の豪華なシャンデリアが絶妙にマッチしてました。
2階の数奇屋造は、壁や天井を単色や単純なパターン模様で塗り分けており、とてもモダンに感じるデザインでした。
全体的におしゃれです。
特別展示としては、当時の夜着展が行われてました。布団をそのまま着物の形にしたようなもので、着る毛布のご先祖様。
尾山神社
バーン!と、鳥居の奥に西洋建築!明治に作られた「神門」。
現像の際の思考:曇りで暗いしどうしよう→鳥居+西洋建築って異様だよなぁ→いっその事、更に幻想的に現像するか
という流れでヴィヴィット化。もっと派手にすれば良かったかも。
上の段はステンドグラス。
夜景撮影
夜景撮影は初。総括から言うと、三脚持っていくべきでした。
被写体は最高だった。
ひがし茶屋街
人気の夜景スポット。タクシーのおじさん曰く最近夜も人が増えてきたとか。
雨上がりだったので更に雰囲気UP。
19時以降は道に自動車が入ってきてしまうため、それ以前に撮るべし。私はタイムアウトになりました。
主計町茶屋街
ひがし茶屋街から主計町茶屋街を経由して金沢駅まで歩く。
ふらっと脇道に入って撮ったお寺。源法院。後で調べると非常に由緒正しいお寺だったみたい。
金沢駅
右上左下、レンズフードの影で思いっきりケラれてます。結構枚数撮るまで気が付きませんでした。光量の絶対量が少ないからかなぁ。
ライトアップ。LEDでピカピカにしないのはGOOD。
WELCOME。全体的にセンスがいい街だなぁ。